寒い時期は、お米をぬるま湯で洗ってほしい。こうすれば楽しく簡単に、そしてよりおいしく炊き上がる。
夏は洗米、水加減後に冷蔵庫の氷を炊飯器に入れ、それが溶けたころにスイッチを。
一か月に十キロ食べる家庭で、千円高い米は一日につき三十三円の負担。 これは、おいしく幸せな一ヶ月の保証金である。米は農作物。産地、銘柄、作る人、 育て方、肥料、土壌、気候、乾燥方法、それぞれの差によって味が微妙に違う。
昨年は良かったが、今年は駄目と言うこともある。極端に言えば、一粒一粒とは言えないまでも、一俵一俵違うものだ。
私が招かれた消費者サイドの米の勉強会の内容と質問を上げると――。
ガスと電気の炊飯器の炊き上がりの差は、米とアトピーの関係は、 米を食べると太るか、糖尿病は、玄米食や強化米、はい芽米、炊飯添加物……
また、国産米は余っているのに、何故輸入しなければならないのか、 減反と自然破壊、近い将来の世界的な食料不足問題、そのとき米はどうなる、日本の米の価格は高いか。
有機米や減農薬米とは、米の表示と中身は、認証マークってなに、誰がどうして確認したのか、 米に虫がついたが、どうすればよいか、ジャーに入れておいたご飯が黄色くなったが、外国米はどうなっている――など。 まだまだあるが、書ききれない。一時間三十分では足らなかった。消費拡大のヒントもこんな対話の中にありそうだ。